引越し体験記(業者選定編)

2024-10-06

あらすじ

諸事情で引越しを早めに行うことになったKerusuは、引越し業者の選定をする必要が出てきた。しかし引越し経験のないKerusuには相場がわからぬ。そもそも引越しとは何をすれば良いのか?

目標

家にあるものを新居にすべて運び出すこと。費用が安ければ安いほどよい。

スケジュール

引越し予定日の1ヶ月前から情報収集・見積もりをとる。繁忙期でなければギリギリでも対応してもらえるところが多いが、足元を見られてぼったくられそうな気がした。

荷物の量

一般的な家具 + PCゲーマーが持っているもの。

前者は洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、ベッド、衣装ケースなどにダンボール10箱ほど。忘れられがちなものとして物干し竿がある。

後者はPCデスク、ミニタワー型PC、34インチ湾曲ディスプレイ、ゲーミングチェア。

引越し料金の相場

適切な料金で引越しをやるにはまず相場を知る必要がある。しかしいくらググってもそれっぽい相場が出てこない。引越し料金は引越しの時期・荷物の種類と量・移動距離・部屋の階数などで大きく変わるので、同じ単身者の引越しでも全く異なるからである。

ではどうすれば相場がわかるのか?それには一括見積もりサイトを使う。上記のパラメータを入力することで、各引越し業者がおおまかな料金を出してくれる。

注意したいのが、下手なサイトに登録すると業者からの電話が止まらなくなる事である。これは電話恐怖症の現代人には辛い。

自分が使ったのはミツモアとスーモで、ミツモアは小規模な引越し屋、スーモは大手のオファーが主に来る。どちらも電話番号が業者に開示されないので電話に怯える必要がないのが嬉しい(その代わりメールがよく来るが)。ミツモアに登録している業者の方が顧客獲得に必死なため、それっぽい金額を出してくる。

ミツモア

35,000〜40,000円が相場であるっぽいと感じた。知らない会社ばかりであまり依頼する気にはならなかったが、相場の把握には結構役に立った。

スーモ

15分ほどかけて入力したにも関わらず大手は最低料金しか出してこなかったため全く参考にならなかった。しかし後述のR社が仮とはいえ31,900円とまともそうな見積もりを出してきたので、ここだけ詳細な見積もりをとることにした。

見積もり依頼

Kerusuの部屋にはゲーミングチェアとデカ・湾曲ディスプレイがあり、一括見積もりサイトの荷物入力欄に項目がなかった。特に湾曲ディスプレイは箱を捨ててしまっていたのもあり、そもそも運んでもらえるのかわからなかった。そのため一括見積もりサイトで提示された料金にかなり不安があり、1回は訪問見積もりをやる必要があると感じた。

最終的にH社、A社、R社の3社にそれぞれ見積もりを依頼した。A社は訪問見積もり、他はメール見積もりである。

H社

バーバパパとコラボしている謎の会社。完全に自分の趣味で依頼した。メールで荷物の内容を伝えると見積もりが60,000円と返ってきた。うせやろ?A社の見積もりが出てから即お断りのメールを送った。特に返信もなかったので、値段交渉の余地はないだろう。

A社

CMを見たことがある程度の大手の会社。A社はレディースパックというのがあり、もしかしたら女性の営業担当を指名できるかもしれないと考え訪問見積もりを依頼した。しかしダメだったので訪問見積もりの際に友人に立ち会ってもらった。

訪問見積もりでは、営業担当者に運んで欲しい荷物を伝える。前述のゲーミングチェアとディスプレイを運んでもらえるのか、また梱包はこちらでやる必要があるのかをこのタイミングで聞いた。結果、どちらも運べるし、梱包は先方でやるとのことだった。不安が解消された。

見積もり自体は30分程度で終わった。提示された金額は44,000円であった。しかし35,000円の他社見積もりを持っていそうな顔をしていたら33,000円になった。いいのか

割と即決したい気分だったが、R社の見積もりが出てから決めると伝え一旦先延ばしにした。即決と引き換えに30,000円まで下げるのも可能だったかもしれないが、そこまでの交渉スキルはなかった。

R社

名前を初めて聞いた会社。スーモ経由で依頼した。基本的にLINEでやりとりするのだが、荷物内容の入力だけ専用サイトでする必要があった。この専用サイトのUXが最悪で、一度全部入力した後、確認画面で「入力画面に戻る」ボタンを押して修正しようとすると入力内容が全部消えているのである。自分は自由入力欄にディスプレイとゲーミングチェアをサイズ含めて入力する必要があったため、やり直しのストレスが凄かった。担当者は全く悪くないのだが依頼する気が一気になくなった。

スーモの時点では31,900円だったが最終的に42,000円になっており、A社の金額を元にごねても40,000円が限界と言われたのでお断りした。31,900円のままだったらそれを元にA社に交渉するつもりだったので少し残念である。

結果

H社: 60,000円

A社: 33,000円

R社: 40,000円

明らかにA社で決まり。繁忙期でないのもあり、大手の余裕を感じた。

引越し体験記(当日編)に続く?

余談: 単身パックについて

「単身 引越し」と調べると単身パックというのが出てくるのではないだろうか。これはトラックを貸し切る一般的な引っ越しと違い、専用のBOXに荷物を詰め込むプランだ。一見安そうに見えるが、専用BOXに乗らないものが1点でもあると別の配送手段を組み合わせる必要があるのでかなり面倒になる。私の場合はサイズ的に厳しいベッド・PCデスク・ゲーミングチェア、また箱を捨てたデスクトップPC・ディスプレイがネックになった。

また積み込みと積み下ろしが確実に別の日になるため、近距離・通常期の場合だと普通にトラックで引っ越したほうが安く速く済むこともある。逆に長距離・繁忙期の引越しならかなり費用を抑えられるので、結局のところ人による。

余談: PCの引越し

箱を捨ててしまったゲーミングPCの輸送はパソコン宅急便を使うと家まで集荷に来て梱包までやってもらえるので楽に済む。ミドルタワー型まで対応しているようだ。また24インチまでのディスプレイも送れる。前述の単身パックと組み合わせると安く済むかもしれない。

パソコン宅急便に対応していないタワー型のPCや27インチ以上のディスプレイは頑張って自分で梱包するか、家財宅急便で運べる可能性がある。